■バイクを選ぶ前にお店選び!
購入後は、自分で整備をする!って言う方以外は、整備工場を見ておきましょう。認証工場であれば、最低限の設備は揃っているでしょう。設備では無く、整理整頓されているかが重要です。整備って、技術や、センスも必要ですが、性格で大きく違いがでます。大ざっぱな人は、やっぱり作業も大ざっぱのような気がします。
フロントフォークのインナーチューブを地面に転がして平気とか、軍手を填めたままオイルシール交換や、エンジン内部をいじっているお店では、信頼できる整備は期待できない気がします。
中古車は、どんなお店にも並びます。ホンダのお店にヤマハ車があったり、ヤマハのお店にスズキ車が並んだり、はたまた車屋さんにもバイクが並びます。買わない方が良いとまでは言えないですが、よく考えましょう。
なぜなら、取り扱いメーカーの車両で無ければ、整備情報や部品の入手が困難であるため、通常のメンテナンスは問題ありませんが、車両にトラブルが発生した場合対応出来ない事があるからです。
また、他店で購入したバイクの整備を好まないお店も少なくないのです。理由もなく嫌がるのではなく、修理履歴が不明というのはさまざまなトラブルを招くからです。オイル交換をしようとして、ドレンボルトを緩めたら舐めていたり、部品が欠損していたりとさまざまです。
あれもこれもダメだと指摘すると、ボッタくられた等と言うユーザーもいますからね。
購入したら自分で何でも出来る人は除き、基本的に購入店で整備を見てもらう事を念頭に入れておきましょう。欲しいバイクがあったからではなく、自分がお付き合いできるバイク店にバイクを探してもらいましょう!
■バイク選び
特に拘りがなければ予算で選ぶもよし!排気量・タイプで選ぶもよし!
でも、乗れると思うバイクに乗りましょう。みなさん教習所でさんざん乗りましたよね!
例えば普通二輪なら、400cc 大型二輪なら、1100ccとか。どうでした?
その感覚をベースに楽しく乗れそうなバイクを選びましょう。
人の意見より、自分の感覚が一番です。最初のバイクは乗れそうなバイクの中から、乗りたいバイクを選ぶのが最善だと思いますよ。ここでいう乗れそうな・・・とは、排気量・重量・シート高などのことです。扱えるか?ですね。
逆に乗りたいバイクがあるのなら、悩まず乗りましょうか!
一番ダメなパターンは悩みすぎる事!悩んで悩んでわからなくなって、どうでもよくなっちゃうパターン。結構あるんですよね。
悩んで試乗しまくってる人もいるけど、これもNG?なぜなら、長年乗っている自分のバイクでも気持ちよく乗れる日と、なんだか怖く感じる日があるんですよ。今日試乗して乗りづらいと感じたバイクも、明日乗ったら乗りやすくも感じる。そんな感覚が支配する乗り物なんですよね・・・バイクって。
だから、何よりも乗り慣れる事が一番です。
乗りたいバイクに乗って、楽しくなるまで乗り込もう!
残念なことに免許を取ってバイクを買って、乗らなくなってしまう人が案外多いことです。
楽しくなる前に恐怖を感じてしまうから。そう、初めから楽しいと感じる人は少ないのです。直線を50Kmで走るのも怖い状態で峠に連れて行かれたり、一人で立ちゴケしてケガをしたり、エンジントラブルでエンコしたり。楽しいとわかってからだと何でも無いことが、初めてのバイクでは恐怖になってしまうようです。楽しさを知ったライダーは骨折しても乗りたがる?困ったものですが、それほど魅力の多い乗り物なのです。
もし、貴方にとって初めてのバイクなら、少なくても乗りたいと思う車両。乗れると思うバイクを、楽しくなるまでゆっくりがんがん乗りましょう!そして、一人でもライダー仲間を作りましょう!それが近道です。
楽しさがわかった時、すでに次に乗りたいバイクが浮かんでることでしょう!
■中古バイク選びの注意点
よく耳にする事故車って何でしょう?転倒したら事故車なのでしょうか?だとしたら、多くのバイクが事故車になってしまします。ですから、ここでは走行に支障があるか無いかで判断します。走行に支障が出る損傷の場合、多くは前方からの衝撃損傷です。転倒しただけでは、ほとんどの場合、走行に支障が出る損傷には至りません。バイクは前方からの衝撃には弱く、フロントフォークが曲り、フレームに損傷を与えます。
メーター交換されている車両は下記をチェック
フロントフェンダーの傷
フロントホイールの傷とリムのめくれ
フロントフォークの傷
水冷の場合はラジエターの変形・凹み
フレームのステム付近の塗装ハゲ
ダウンチューブの曲がり
などが確認必要部分です。
傷があったらダメと言う事ではなく、傷の程度と交換・矛盾の有無で判断します。
しかし、以前はバイク屋さんが部品交換する場合新品交換だったので、交換の有無はすぐにわかりましたが、現状の加修はほとんど中古部品を使うので判断が非常に困難です。
エンジンの点検は、始動性と異音と排気ガスをチェック
4サイクルエンジンの場合:
冷間時からの始動性が極端に悪い場合は、キャブレターの清掃が必要な場合と、圧縮不良などが考えられます。異音は音の出やすいモデル(メーカー)と出ないモデルがありますが、回転を上げて音が大きくなる音や、ゴリゴリ音は要注意。調整(タペット)で直るカチカチ音と、部品交換(テンショナー)で直るガチャガチャ音があります。温まると止まる音は注意・温まって出てくる音は要注意です。又、排気ガスの白煙はほとんど気にしなくて良いですが、青白い煙はオイルが燃えていますので要注意!黒煙は不完全燃焼です。いづれも、温まっても止まらない煙は要注意です。
2サイクルエンジンの場合:
冷間時からの始動性が極端に悪い場合は、キャブレターの清掃が必要な場合と、一次圧縮不良が考えられます。エンジンからの音は、ゴロゴロ音、カンカン音に注意。シリンダー・クランクベアリングの焼き付き、抱き付きが考えられます。温まると止まる音は注意・温まって出てくる音は要注意です。排気ガスはモクモク白煙が出るもので、温まると少なくなるのが正常です。
いづれのエンジンも、エンジン内部では鉄と鉄が叩き合ったり、擦れ合ってますから音がするのは当たり前です。神経質になりすぎないようにして下さい。
走行距離の多い事はあまり気にしません。距離が多いってことはメーター交換の心配も少なく、消耗部品の交換はされているのですから。年式相応の距離は安心できます。年式が古いのに走行距離が少ない車両は、乗っていなかったのですからトラブルは購入後に発生する可能性が高いと考えるからです。
中古車選びには、まだまだ、見ようと思えばたくさんあります。ワイヤー系・発電系など、キリがありませんし、これらの事項を診断できる人は既にプロですよね。普通はできません。ですから、信頼できるお店で明確に保証を付けているSHOPで購入する事をお勧めします。
プロでも予期出来ない不具合は発生します!新車に保証があるのですから。
万一に備えてロードサービスを考えるのも重要だと思います。
いろいろ書きましたが最終的にはここだけは確認しましょう!
簡単に確認出来、保証を受けられない事が多い項目
ガソリンタンク内の錆び・フロントフォーク・リアサスペンションのオイル漏れ・タイヤの劣化・スプロケット・ブレーキパッド残などの消耗品を気にしましょう。
可能であれば、ステムベアリング・
ホイールベアリングも確認したい部分です。
これを読んで不安に思う人は、間違っても個人売買は止めておいた方が賢明です。わかっていない人同士では、はずれを引く確率が高いですからね。